治療姿勢の選び方

考える

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hamakoです。

治療姿勢どうやって選んでますか?

これを題材にしたのは、自分の病院のリハビリテーション室を見回した時に

寝ている人だらけ!!って思い記事にしようと思いました。

開始時間前半は自分で動ける方も介助が必要な方もほぼ全員寝てました(笑)

これは、問題にされるなって思いました(;^_^A

施設見学で,どうしても気になることがもう一つあります。回復期病棟の理学療法室を覗くと,ことのほか静かなのです。患者さんがいないのかと思うとそうではなく,ほとんどの患者さんはベッド上臥位で,理学療法士は背中や腰をさすっているのです。一部ではなく,ほとんどがその状況です。その状況下で理学療法室に活気があふれることはあり得ません。介護保険や地域包括ケアシステムの第一人者ともいえる方から,「私はケアシステムにおいてリハビリテーションの必要性を強く信じています。しかし,私の知る限りでは,在宅リハビリテーションはマッサージ中心のようですね。リハビリテーションの目的は生活の自立にあることを忘れ
ては困ります」という指摘をされました。マッサージ的行為をすべて否定する気はありません
が,それに終始している現状があることについての猛省が必要です。
               公益社団法人 理学療法士協会 JPTA NEWS 半田一登より一部抜粋

きちんと考えて治療している人も多い中で、まとめてこう言われるのは心外ですよね。

でも理学療法士の人数が増えているから、そういうこと差が生まれてくるのは致し方ないのかなとも思いますが、

自分の病院の風景にははっとさせられました(;゚Д゚)

自分はちゃんとやってますと胸張ってとても言えない。。。

そこでその問題について考えてみることにしました。

 

患者さんが寝たがるのはどうしてか

患者さんってまず寝たがりますよね?マッサージ受けたがりますよね?

でもこれって世間のイメージもあるけど、セラピストによって作られている部分もあるなと思うんです。(もちろん私もその1人ですが・・・)

例えば脳卒中のリハビリテーションを例にあげると

  1. 病気になる
  2. まず生命維持のために点滴や薬の治療を受ける
  3. リハビリといって身体を起こされたり動かされたりする

  といった感じの流れで進みます。

そこでリハビリテーションの概念を再度確認してみます

リハビリテーションは、能力低下やその状態を改善し、障害者の社会的統合を達成するためのあらゆる手段を含んでいる。

リハビリテーションは障害者が環境に適応するための訓練を行うばかりでなく、障害者の社会的統合を促す全体として環境や社会に手を加えることも目的とする。
そして、障害者自身・家族・そして彼らの住んでいる地域社会が、リハビリテーションに関するサービスの計画と実行に関わり合わなければならない。
                    WHO(世界保健機関)による定義 1981年

障害者ではなく障害者となっており、患者さんが主語になっています。セラピストが主語ではなく患者さんです。セラピストはそれを手助けするという立場です。

しかし、多くの患者さんの受け止め方は

  • 触ってくれる人
  • 動かしてくれる人
  • 歩かせてくれる人
  • マッサージしてくれる人

となっているのが現実です。寝転んで治療する場面

 

世間のリハビリのイメージがそうですからね。

特に急性期なら患者さん自ら動ける状態ではないことも多くありますし、混乱されて病気の現状も理解しきれていない方、高次脳機能障害がある方も多くいらっしゃるので仕方ない部分も多くあるとは思います。

しかし、そのような状況であってもいきなりこのような流れで診療してないでしょうか?

<初日診療の流れ>

  1. あいさつをする(担当ですと名乗る)
  2. じゃやりましょかといって寝かせられるまたは動き見せてくださいと歩かされる
  3. 寝転んでマッサージしながら困っていることや目標について質問される

 

こうなると「リハビリ=受動的なもの」ということが刷り込まれてしまいます。

ではどうすれば良いのかというアイデアは後述しますね。

それが毎日背臥位から治療が開始され習慣化すると、時間になるとプラットホームに勝手に寝ている人まで出てきます(笑)。

もちろん寝て治療が悪いとなんて一言も言ってません。その姿勢で治療することが必要であれば選べば良いと思います。

可動性に対し治療するならその方が良いだろうし、耐久性が低くて数分しか座ってられないという人もいらっしゃるので、そこはケースバイケースです。

 

悪いのは

  • 患者さんが常に受け身であること
  • 患者さんが私達が触れる、動かすことに報酬価値を見出していること

です。

動けるようになってきた患者さんでも、やっぱりセラピストにどこか依存していますよね。

先生~をどうにかして」と。

そこが習慣化してしまい、在宅復帰後のリハビリテーションで社会参加へ繋げていきたいといった場面でもそこが阻害因子になるということはよく耳にします。

患者さんが抱くセラピストに対する概念を変えることがその一歩だと思います。

私の完全な主観ですが自分の問題点に自分で向き合っている患者さんって良くなることが多いなと思います。

 

そこでやってみていただきたいことが2つ

まず最初に患者さんに触れる前に

①まず我々が何者か(何を提供できるか)を説明してください

②目標やニーズを聞く時は面と向かって座って聞く

意外とこの2つやれてる人少ないと思います。

私も毎回やれているかと言われると(-ω-;)ウーン

でも、意識しようとはしています。

①「我々が何者か(何を提供できるか)を説明する」

これ重要だと思います。

病気したことない方なんて理学療法士・作業療法士・言語聴覚士なんて言葉聞いたことない人がほとんどでしょうし

何度も書きますが、

リハビリ=やってくれるものとかマッサージ

とか思っている人本当に多いです。私の知り合いとか親世代・親戚とかもほとんどそのような解釈です。

なので、まずは我々があなた(患者さん)にとってどういう関係の人物なのか、何を提供できるのか人物を説明することは重要だと思います。

少しずつでも伝えることが重要です

リハビリ⇒してもらうもの⇒自らするものという概念に変更するのはなかなか難しいかもしれません。

なので、まずは「一緒に良くしていきましょうね」くらいを目指しましょう!

最終的には

自分が良くなるためにこいつを利用してやろうか(´へωへ`*)

くらいに思ってもらえれば最高の関係なのかなと個人的には思っています。

②「目標やニーズを聞く時には面と向かって座って聞く」

これもなかなかできないですよね。

モミモミしながら

「今目標にしていることありますか?」

「病棟で困っていることありますか?」

とか色々聞きだしますよね。

でも寝転ぶと眠くなっちゃう患者さん多いし、セラピストと目を合わせることもないから真剣さも伝わりにくいだろうし。

ただでさえマッサージとかストレッチされていると受け身だから、その時点で能動的な発言出にくくなるだろうし。

これを座位で行うと患者さんも考えようとしてくれますし、コミュニケーションが成立しやすいです。

目標を共有しやすく、それに対し我々が出来ることを伝えやすくなります。

*面と向かっては拒否傾向の人は逆効果なこともあるので注意!!

まとめ

  • いきなり寝かせずに自分があなたにとってどういう人物なのかを伝える
  • 話する時は座って面と向かって話をする(拒否傾向の人は別!
  • 患者さん自らが回復していく過程を支援するということを忘れない
  • 寝て治療すること自体が悪いことではないが、とりあえず寝るはダメ

 

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