背臥位の特徴について考える

考える人

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hamakoです。

前回は治療姿勢の選び方(特に診療の始め方)について考えてみましたが、

各姿勢の構成要素について考えてみたいと思います。

寝転ぶ

 

最近EBMやクリニカルリーズニングの影響もあってか

「なんでそうしたの?」とか

「なんでその姿勢から治療開始したの?」

ということを考える機会が増えているような気がします。

後輩から質問されることも、そのような内容が多くなっている気がします。

「なんとなく・・・」とは言いにくい雰囲気がありますよね(^^;)

でもなかなか教科書にまとめて書かれてあるものもないと思います。

(どうやって勉強すれば良いんだ・・・)

そこで

バイオメカニクスや神経生理学の知識を基に

各姿勢の特徴をまとめてみようと思います。

今回は背臥位です。

 

背臥位

治療場面で一番オーソドックスですよね。

  • 支持基底面が広い(背面)
  • 重心が低い
  • 実際の身体の形状は船底上で丸い
  • 視覚情報の変化が少ない
  • 手足が視覚情報に入らない

などでしょうか?

次にメリットとデメリットを考えてみました

<メリット>
  • 支持基底面が広いため過緊張となっている筋緊張を調整しやすく、結果筋や軟部組織の可動性にアプローチしやすい(非神経原性の問題にアプローチしやすい)
  • 体幹が安定するので頭部や四肢を動かしやすい
  • 重心が低いので恐怖心が少なくなることが多い
  • 支持基底面からの情報(接触情報のフィードバック)が多く、その情報を基準に自分の身体の傾きや重さについて気づくことができる
<デメリット>
  • 眠くなる
  • 人間の体は直線ではなく船底上なので不安定に感じる人もいる(地面に四肢や頸部を押しつけてバランスを保とうとする:重度の脳卒中の方によく見られます)
  • 拘縮や可動域制限のある方は逆にリラックスしにくい
  • 手足が見えず、位置関係が捉えにくい
  • 視覚の変化が急激(寝返り・起き上がり等)でめまいにも繋がることが多い

これを踏まえて背臥位での治療の考え方とまとめてみます。

背臥位での治療のポイント
  • まず寝させないように工夫する(笑)。筋活動を使うとか、背臥位の時間を長時間にしないとか。寝てしまうと完全に他動的となる。
  • 可動性の改善に対して有効
  • 身体は丸く船底上なので、実はリラックスできていない人も多い。なので、浮いている部分が支持基底面になるようポジショニングすると良い。
  • 身体背面の接触情報を基に自分の身体の傾きや重さに気づくことができる(*ボディスキャンニング:後述で説明します)。
  • 手足が見えないので、感覚障害がある方は身体の位置関係が捉えにくい。結果、痛みを感じたりして常にお腹の上に置いている。
  • 寝返りや起き上がりは視覚が天井から一気に切り替わるため、めまいを起こしやすいため症状がある方は配慮が必要。
  • 動き出しにくいので患者さん自身が能動的にはなりにくい。

 

*ボディスキャンニングとは

ヨガやフェルデンクライス、マインドフルネス等のボディーワークの分野で用いられる、身体の隅々まで注意を向け、様々な感覚を感じ取り自分の身体を認識する行為

                            by hamako

by hamakoかい(笑)

すいません。定義等明確なものがなかったので自分なりに解釈して記載しました(;^_^A

座位や立位で身体の捻じれや傾きを伝えても気づかないこと多いと思います。鏡で視覚的フィードバックを与える方法もありますが、姿勢は体性感覚が一番重要な情報源なので、自己にて体性感覚を基に気づいていただく過程も重要だと思います。

みなさんも是非ボディスキャンしてみてください。

座ったり立ったりしている時には気づかなかった自分の身体や感覚に気づくことができるはずです。

行い方は☟のリンクをご参照ください。

自分で体感すると患者さんに生かせること多いと思います。

少し話が脱線しましたが、

背臥位の特徴ボディスキャンニング

参考になればと思います。

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